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ここ数年、生西くん、掛川くん、私の3人のチームで、身体・言葉・音
楽・映像を融合させた作品をいくつか作ってきました。といっても何か一緒にやろう、と目標を決めてスタートさせたわけではなく、ある仕事でスタートして以来ごくごく自然に続いてきたコラボレーションです。
お二人とは共通の友人が主催するクラブ・イベントで、私がDJ、生西くんと掛川くんそれぞれがVJで出演していたときに知り合ったのですが、直接のきっかけとなったのはいくつかの作品が収められた一本のビデオでした。
そこには特に心惹かれるいくつかのシーンがありました。それはたとえ ばインクの滲みであったり、自然の中から生まれてくる形や動きやリズムが捉え
られている、どこかアナログの要素のある作品群でした。ラウシェンバーグやポロックなど、50年代アメリカン・アートの油絵を彷彿させるような世界観を映像の中に感じたのです。
そうした作品は、彼らが一から撮影したオリジナル素材を使ったもの で、その提出の仕方や映像にまとめる方法や物を見つめる角度に共通する何かを感じ、その美意識に共感したのです。何かできるのではないか、新しい発見があるのではないか、と声をかけたのが始まりでした。
私が話したテーマやイメージやデザイン画に合ったモチーフとなる映像を彼らから投げかけられます。それを見ながら内容や音楽と合わせながら一つに組み立てていく
のですが、その映像を見ていると自然に組み上がっていくのです。さらには映像のアイデアや流れも自分の中でさらに膨らんでいきます。また、それを受けて彼らもさらに、私がまったくイメージしない映像も組
み入れてくれる。
回転の速い頭で次々アイデアを出す生西君、にこにこ笑いながらその場で映像を作りあげるほど映像が言葉の代わりになっている掛川君。飛び交う抽象的な言葉を拾い集めながら形にする、というある意味、言葉を超えた作業の中で、向かう最終地点がズレることもありません。同じイメージの核を見つめているような気がします。
彼らはデジタル世代であるけれど、デジタルの時代からみて、アナログ手法で創作された50-60年代の前衛的な映像作家の、エネルギーに満ちた仕事の斬新さ鮮やかさを研究・検証し次の世代へと繋ぐ仕事にも共感しています。人の肌合いや温もり、そうしたものをいかにデジタル表現に組み入れ、目指すイメージに近づけていくか。その可能性をこれからもお二人と探っていきたいと思っています。

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